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ガイド安全

韓国で手術を受けるなら、麻酔科専門医が常駐していることが大切な理由

麻酔科専門医が常駐していることが大切なのは、院内にいる専門の医師が、静脈麻酔や全身麻酔の前に健康状態を確かめ、手術中は呼吸、心臓、酸素の状態を見守り続け、回復室でも引き続き診てくれるからです。韓国で手術を予約する前に、誰が麻酔を担当するのか、麻酔管理が終わってご自身が回復室を出るまで、その医師が付き添ってくれるのかを確認しましょう。

KPSR編集部公開資料とクリニックの情報にもとづく一般的な目安です。ご自身の治療計画は執刀医が確認します。

ソウルにある提携クリニックUrban Plastic Surgeryのカウンセリングルーム。木の机にパソコンのモニター、青い椅子が二脚、丸いスツールと空気清浄機が置かれている。

麻酔科医は、手術の前・最中・後に何をしているのですか?

麻酔科医は、手術のあいだ気持ちを落ち着かせ、眠らせ、痛みを感じないようにする薬、つまり麻酔を専門とする医師です。その仕事は、眠りに落ちてから目が覚めるまでのあいだだけのものではありません。手術の前、最中、後という三つの段階すべてにかかわります。

手術の前には、麻酔科医が健康状態を確認します。これまでの病歴、飲んでいる薬、過去に麻酔で問題が起きたことがあるか、術前検査の結果などです。そこから、どの麻酔が合っているかを判断し、そのリスクを説明します。英国のNHSも、専門の医師が事前に診察して選択肢を説明するという同じ手順を紹介しています。

手術中は、麻酔薬を投与して量を調整し、途切れることなく様子を見守ります。米国麻酔科学会(ASA)の基準では、全身麻酔のあいだも、麻酔の専門家が行う鎮静(モニター下麻酔管理)のあいだも、資格のある麻酔担当者が手術室にずっといること、そして酸素、呼吸、血液循環、体温を絶えず確認することを求めています。麻酔中は状態が急に変わることがあるため、誰かが常に見ていなければなりません。

手術が終わると回復室で目を覚まし、帰れる状態になるまで、スタッフが呼吸や痛み、吐き気を確認し続けます。この段階についてのASAの基準では、回復室での管理を監督するのは麻酔科医、回復室を出てよいかを決めるのは医師の責任としています。

静脈麻酔か全身麻酔か。誰が見守るのかが大切なのはなぜですか?

韓国のクリニックでは、静脈麻酔を「眠る麻酔」と呼ぶことがよくあります。これは全身麻酔ではありません。呼吸は自分でしていますが、手術中は眠っていて、ほとんど覚えていないこともあります。全身麻酔はさらに深く、意識が完全になくなるため、呼吸のための管など、気道の確保に手助けが必要になることがよくあります。

ASAは、鎮静と麻酔を別々の枠ではなく、ひと続きの段階として説明しています。下の表の各段階は、ASAの定義によるものです。処置の途中で、予定より深い段階に移ってしまうこともあり、想定より深い鎮静から戻すには、気道の管理に慣れた人が必要です。だからこそ、「誰が見守ってくれるのか」という問いは、全身麻酔だけでなく静脈麻酔にもあてはまります。

当サイトの提携クリニックUrban Plastic Surgeryでは、豊胸手術(シリコンバッグ豊胸)とSMASフェイスリフト(切開リフト)は全身麻酔、鼻整形は静脈麻酔または全身麻酔で行います。ご自身の計画ではどちらを使うのかを確認しましょう。絶食のしかた、術後の回復期間、手術のあとクリニックにどれだけいるかが、それによって変わります。

米国麻酔科学会(ASA)が定義する鎮静と麻酔の段階
段階呼びかけへの反応呼吸と気道心臓と血液循環
軽い鎮静話しかけられれば、ふだんどおりに反応する影響を受けない影響を受けない
中等度の鎮静(いわゆる意識下鎮静)声や軽く触れられることに、意図をもって反応する手助けは不要で、呼吸は十分ふつうは保たれる
深い鎮静くり返しの刺激や痛みの刺激にだけ、意図をもって反応する気道の確保に手助けが必要なことがあり、呼吸が不十分になることがあるふつうは保たれる
全身麻酔痛みの刺激でも目を覚まさない気道の確保に手助けが必要なことが多く、呼吸が不十分なことが多い損なわれることがある

常駐の麻酔科医と、外部から来る麻酔科医の違いは何ですか?

麻酔の体制はクリニックによってさまざまです。常駐の麻酔科医はそのクリニックに勤めていて、手術のある日は院内にいます。外部から来る麻酔科医(出張麻酔科医)は、予約された手術のためにその日だけ訪れ、ほかの日はよその医療機関で働いています。クリニックによっては麻酔科医がかかわらず、執刀医が手術をしながら鎮静を行うこともあります。

常駐でも外部から来る場合でも、同じ安全基準に従うことはできます。外来のクリニックでの麻酔についてのASAの声明では、麻酔科医は手術中は実際にその場にいて、麻酔管理を終えるまではすぐに対応できる状態でいるべきだとしています。またクリニックには、酸素、吸引器、蘇生のための機器、救急薬、予備電源が必要だとしています。麻酔に対するまれで重い反応である悪性高熱症を引き起こしうる麻酔薬を使うなら、その治療に必要な薬、機器、書面の手順を手元に備えておくべきだとしています。

体制によって変わるのは、誰が、いつその場にいるかです。常駐の麻酔科医なら、検査結果を確認した医師がそのまま麻酔をかけることができ、回復中も専門医が院内にいます。外部から来る麻酔科医の場合は、回復室を出るまでいてくれるのか、帰ったあとに問題が起きたら誰が引き継ぐのかを聞いておきましょう。執刀医が鎮静を行う場合は、執刀医の手がふさがっているあいだ、誰が呼吸と酸素の状態を見ているのかを確認してください。

提携クリニックでは、麻酔をどのように管理していますか?

当サイトの提携クリニックUrban Plastic Surgeryには医師が4名在籍し、そのうち2名、Dr. Moon Ji-hyunとDr. Park Jeong-bokが麻酔科専門医です。お二人とも大韓麻酔科学会(Korean Society of Anesthesiologists)の会員です。クリニックによると、術前の確認から手術後まで、麻酔科医が常に院内にいます。

クリニックの英語版サイトにある豊胸関連のページには、麻酔科とペインクリニックを専門とする医師がその場で監督し、手術中の麻酔の状態をモニタリングすると書かれています。さらにクリニックは、手術中の状態を中央モニタリングシステムでリアルタイムに見守っていること、臨床検査技師が院内にいて術前の健康チェックをクリニック内で行うこと、悪性高熱症の治療に使うダントロレンを備えていることも明らかにしています。

どのクリニックでも同じですが、ご自身の手術日について、担当する麻酔科医の名前、麻酔の種類、回復室で誰が診てくれるのかを書面でもらっておきましょう。執刀医、手術室のCCTV、緊急時の搬送先など、ほかの安全面の確認については、韓国の美容整形クリニックの選び方のガイドをご覧ください。

静脈麻酔や全身麻酔の前に、どんな準備をすればいいですか?

準備の多くは、必要な情報をきちんと伝えることです。麻酔科医は知っていることをもとにしか計画を立てられません。カウンセリングや術前検査のときに次の点を伝え、薬の箱かラベルの写真を持っていきましょう。

絶食については、クリニックの指示をそのとおりに守ってください。提携クリニックでは、手術の少なくとも6時間前から、食べ物、水、ガム、あめ、コーヒーを含め、何も口にしないよう指示しています。全身麻酔の場合は、手術前日の夜、日付が変わってからは飲食をやめます。反射が働かないあいだ、お腹を空にしておくための決まりです。うっかり食べたり飲んだりしてしまったときは、手術の時間が変わることになっても、手術の前に必ず申し出てください。

NHSは、全身麻酔のあとは少なくとも24時間、責任をもって付き添える大人がそばにいること、そして24〜48時間は車の運転、飲酒、法的な書類への署名を控えることをすすめています。一日か二日は、記憶や反射に影響が残ることがあるためです。一人で渡韓する場合は、誰が迎えに来て、最初の夜にホテルで一緒に過ごしてくれるのかを決めておきましょう。どの手術のあとでも同じですが、息苦しさや胸痛があるときは、すぐに救急外来を受診し(または救急車を呼び)、そのあとでクリニックに連絡してください。最初の数日を滞在のなかにどう組み込むかは、渡韓整形のスケジュールのガイドで紹介しています。

  • 飲んでいるすべての薬。血液をサラサラにする薬、サプリメント、漢方やハーブ製品、ダイエット注射も含みます
  • ご自身や近い家族が、過去に麻酔で問題を起こしたことがあるか
  • 心臓、肺、肝臓、腎臓の病気、糖尿病、高血圧、ぜんそく
  • いびきや睡眠時無呼吸症候群があるか、夜に呼吸を助ける機器を使っているか
  • 喫煙、電子たばこ、飲酒の量
  • 薬、ラテックス、テープへのアレルギー

カウンセリングでは、麻酔について何を聞けばいいですか?

次の質問は数分で済み、クリニック同士を比べられる答えが得られます。予約金を払う前に聞き、答えは見積もりと一緒に保管しておきましょう。麻酔の項目が見積書のどこに載るべきかは、見積もりのチェックリストで確かめられます。

質問するのに手助けがほしい場合は、無料相談をご利用ください。まず患者コーディネーターがお答えし、そのうえで症例に合った提携クリニックの執刀医が写真を確認して、詳しいカウンセリングを行います。最初のメッセージに下の質問を書き添えれば、写真と一緒にクリニックへ伝わります。患者コーディネーターは医師ではありません。麻酔を決めるのは患者コーディネーターではなく、執刀医と麻酔科医です。無料相談とクリニックのご紹介に費用はかからず、治療費はクリニックの料金のままお支払いいただきます。

  • 私の計画で使うのは局所麻酔、静脈麻酔、全身麻酔のどれですか?その理由は何ですか?
  • 麻酔は誰が担当しますか?その方は麻酔科医ですか?
  • 麻酔科医はクリニックに常駐していますか?それとも当日だけ外部から来ますか?
  • 麻酔科医は手術のあいだずっと手術室にいますか?
  • 回復室では誰が見てくれますか?帰ってよいかは誰が決めますか?
  • 麻酔科医にはいつ会えますか?検査結果は麻酔科医が自分で確認しますか?
  • クリニックにはどんな救急薬や機器がありますか?必要なときは、どこへ搬送されますか?
  • 私の計画での絶食の決まりは何ですか?どの薬をやめ、どの薬を飲み続ければいいですか?

そのほかの質問

韓国の「眠る麻酔」は全身麻酔と同じですか?

同じではありません。韓国で「眠る麻酔」といえば、ふつうは静脈麻酔のことです。呼吸は自分でしたままで、意識が完全になくなり気道の確保に手助けが必要になることも多い全身麻酔とは違います。静脈麻酔は予定より深くなることもあるので、どちらの場合も誰が見守ってくれるのかを確認しましょう。

静脈麻酔のほうが全身麻酔より安全ですか?

一概にそうとは言えません。静脈麻酔は呼吸のための管を使わずに済み、短めの手術によく使われますが、それでも呼吸に影響し、意図したより深くなることがあります。全身麻酔は長い手術や大きな手術に向いています。どちらが安全かは健康状態と手術の内容によって決まり、麻酔科医がご本人に合わせてリスクを説明します。

手術の前に麻酔科医と会えますか?

眠る前には会っておくべきです。そうすれば、健康状態、検査結果、飲んでいる薬を一緒に確認してもらえます。術前検査のときか手術当日の朝か、いつ会えるのかを聞いておきましょう。麻酔に影響する持病がある場合は、できれば渡航前など、もっと早い段階で確認してもらえるかを尋ねてください。

形成外科医が手術をしながら鎮静も行うことはありますか?

はい。クリニックによっては、麻酔科医がいないまま、執刀医が鎮静と手術を同時に行います。その計画の場合は、手術のあいだ誰が呼吸と酸素の状態を見続けるのか、鎮静が予定より深くなったら誰が気道を管理するのかを聞いておきましょう。

この記事で扱う施術

出典

  1. Statement on Continuum of Depth of Sedation: Definition of General Anesthesia and Levels of Sedation/Analgesia. American Society of Anesthesiologists
  2. Standards for Basic Anesthetic Monitoring. American Society of Anesthesiologists
  3. Standards for Postanesthesia Care. American Society of Anesthesiologists
  4. Statement on Office-Based Anesthesia. American Society of Anesthesiologists
  5. General anaesthesia. NHS