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韓国の美容整形クリニックの選び方

韓国での美容整形クリニックの選び方は、次の順に確認するのが基本です。執刀医が形成外科専門医であること、誰が執刀し誰が麻酔を担当するのか、手術室にCCTVがあるか、緊急時の搬送体制、そして執刀医の名前が入った書面の見積もりと同意書。支払いを急かされる、答えがあいまい、ほかの見積もりより極端に安いといった場合は注意してください。

KPSR編集部公開資料とクリニックの情報にもとづく一般的な目安です。ご自身の治療計画は執刀医が確認します。

窓辺のオーク材のテーブルで白紙のカードを手に取る両手。そばに虫眼鏡、ペン、麦茶がある

何を、どの順番で確認すればいいですか?

こうした確認のほとんどは、メッセージで一度聞くか、カウンセリングで質問すれば済みます。デポジットを払ったり航空券を予約したりする前、まだ自宅で落ち着いてクリニックを比べられるうちに済ませておきましょう。下の表は要点をまとめたもので、各項目はそのあとの節で詳しく説明します。

同じ質問は、当サイトの提携クリニックであるUrban Plastic Surgeryを含め、どのクリニックにも当てはまります。書面ではっきりした答えをもらうのが前提です。まだ手術を決めていない場合は、それぞれの手術のリスクや向いていない方の条件を載せた手術のページを先に読んでおくのがおすすめです。

韓国で美容整形を受けるときのクリニック確認リスト
項目確認すること求めるもの
執刀医その手術を数多く手がけている形成外科専門医かフルネーム、専門分野、認定した団体、同じ手術の症例
誰が執刀するかカウンセリングをした医師が、そのまま執刀するか見積もりと同意書に書かれた執刀医の名前
麻酔誰が麻酔を担当し、誰が全身状態を見守るか手術のあいだずっと麻酔科医が院内にいるかどうか
手術室CCTV、救急用の設備、滅菌CCTV撮影の申し込み方と、手術室にある設備
緊急時の体制病院への搬送ルート搬送先の病院名、移動手段、誰が付き添うか
エージェンシー利用する場合は、登録された仲介業者か登録の有無と、クリニック自身が出した見積もり
見積もりと同意書すべてが、内容を十分に理解できる言語の書面になっているか渡航前に、項目別の見積もりと同意書
再手術の条件修正が必要になったときにどうなるか書面の条件:誰が判断し、何が対象で、いつまで有効か

執刀医は形成外科専門医ですか?

サイトに「美容外科医」といった肩書きがあっても、それだけでは医師の専門分野はわかりません。執刀医のフルネーム、専門分野、どの団体が認定したのかを聞き、クリニックに認定証を見せてもらいましょう。予約の前に執刀医の名前を教えてくれないクリニックは、候補から外してかまいません。米国形成外科学会(ASPS)も、海外で手術を受ける人に同じ質問をするよう勧めており、美容外科のトレーニングを受けているかも確認するよう挙げています。

次に、その執刀医がその手術をどのくらいの頻度で、何年ほど行っているのかを聞きます。同じ執刀医による同じ手術の症例を見せてもらい、術前術後の写真の照明と角度がそろっているか、術後の写真にメイクがないか、加工の跡がないかを確認してください。当サイトの症例写真は、患者さんの同意が記録された提携クリニックの症例です。掲載の方法については編集方針で説明しています。

誰が執刀し、誰が麻酔を担当するのですか?

カウンセリングをした医師が、そのまま執刀するのが本来の形です。眠っているあいだに別の医師が執刀する代理執刀(いわゆるゴースト手術)は、韓国のクリニックについてよく聞かれる不安のひとつです。切開部の縫合など、手術の一部をほかの医師が行うことがあるかを聞き、見積もりと同意書の両方に執刀医の名前を書いてもらいましょう。

誰が麻酔を担当し、麻酔が続いているあいだ誰が全身状態を見守るのかも確認します。麻酔科医が常駐しているクリニック、手術の日だけ麻酔科医が来るクリニックのほか、手術を進めながら執刀医自身が静脈麻酔を管理するところもあります。自分の場合はどれにあたるのか、麻酔科医が手術のあいだずっといるのか、回復室では誰が見守るのかを確かめてください。とりわけ大切なのは全身麻酔の場合です。全身麻酔はSMASフェイスリフトのような長時間の手術で使われ、豊胸手術でも選択肢のひとつになっています。

当サイトの提携クリニックUrban Plastic Surgeryは、形成外科医2名とあわせて麻酔科専門医2名を掲載しています。トップページには麻酔科医が常駐していると書かれ、豊胸手術のページには手術の全過程をCCTVで録画すると書かれています。ほかのクリニックと同じように、こうした内容は書面で確認してください。

手術室とCCTVについては何を聞けばいいですか?

韓国では2023年9月25日から、医療法により、全身麻酔や意識がなくなる静脈麻酔で手術を行う手術室にCCTVの設置が義務づけられています。患者本人または保護者が求めれば手術を撮影しなければなりませんが、緊急手術など一部の場合には、法律上、執刀医が断ることもできます。音声は、関係者全員が同意しない限り録音されません。

撮影の申し込みは手術日より前に書面で行い、カルテに残してもらうと確実です。米国形成外科学会は、海外で美容整形を受けた患者の合併症でもっとも多いのは感染症だと報告しています。手術室について尋ねるのは、どのクリニックでも当然のことです。確認したいのは次の点です。

  • 手術は専用の手術室で行われますか? 手術中、心拍、呼吸、血中の酸素の状態は誰が監視しますか?
  • 手術室の中かすぐ隣に、除細動器と救急用の薬がありますか?
  • 手術中に停電した場合の予備電源はありますか?
  • 器具はどのように滅菌され、どれが使い捨てですか?
  • 術後に傷を診るのは誰で、どんな感染の兆候があれば知らせるべきですか?

万一のことが起きたら、どうなるのですか?

手術中や手術直後に病院での治療が必要になった場合、クリニックがどう対応するのかを聞いておきましょう。どの病院に搬送するのか、どうやって移動するのか、クリニックの誰が付き添うのかを確認します。体制が整っているクリニックなら、病院の名前を挙げて搬送ルートを説明できます。

ホテルで過ごす夜のあいだに誰と連絡がとれるのかも確認します。夜間でも誰かが応答する電話番号かメッセージアプリの連絡先と、連絡すべき症状をはっきり書いたリストが必要です。手術に必要な最後の通院が術後検診でも抜糸でも、帰国便の前日までに終わるよう日程を組みましょう。提携クリニックで豊胸手術を受けた場合、抜糸は2週間ほどで、帰国後になることが多いため、その対応を前もって決めておきます。手術ごとに何日ソウルに滞在するのが一般的かは、渡韓整形のスケジュールにまとめました。

ソウルを発つ前に確かめておきたいのが、帰国後の術後経過をクリニックがどう見ていくのかです。写真やメッセージを誰が確認するのか、数週間後に問題が出てきたらどうなるのか、という点です。

エージェンシーや仲介業者は登録されていますか?

韓国には、外国人患者をクリニックに紹介する事業者の登録制度があります。エージェンシーを利用するなら登録を確認し、見積もりがクリニック自身から、クリニック名と執刀医の名前入りで出ているかを確かめてください。

当サイトにお問い合わせいただいた場合は、まず患者コーディネーターがお答えし、そのうえで症例に合った提携クリニックの執刀医が写真を確認して、詳しいカウンセリングを行います。患者さんの情報は、ご本人の同意がある場合にのみクリニックへお伝えします。患者コーディネーターは医師ではなく、医学的な判断は執刀医が行い、見積もりと同意書はクリニック自身が出します。無料相談とクリニックのご紹介に費用はかからず、治療費はクリニックの料金のままお支払いいただきます。

渡航前に、項目別の書面の見積もりをもらいましょう。執刀医の名前と麻酔の種類が書かれ、検査、薬、圧迫着などの着用品、術後検診、抜糸のうち何が含まれているかも書かれているべきです。提携クリニックの韓国語サイトで告知されているイベント価格の多くは、外国人患者を対象としていません。広告の価格ではなく、自分のために出された見積もりどうしを比べてください。確認すべき項目は整形の見積もりチェックリストにまとめています。

手術当日の朝に初めて目にすることがないよう、同意書は渡航前に読んでおきます。英国美容形成外科医協会(BAAPS)は、渡航前に同意書をすべて記入しておくこと、そして検討の時間をはさんで2回のカウンセリングを受けることを勧めています。同意書は内容を十分に理解できる言語で書かれ、手術名、執刀医、主なリスクが記載されているべきです。

修正が必要になる前に、クリニックが修正手術をどう扱うのかを聞き、答えを書面でもらっておきましょう。修正が必要かどうかを誰が判断するのか、クリニックがどの費用を負担するのか、術後いつまで適用されるのかを確認します。すでに以前の手術の修正を考えているなら、修正手術の計画のガイドと、当サイトで扱う修正手術(他院修正)のページが参考になります。

どんなサインがあれば、ほかのクリニックを選ぶべきですか?

それだけで別のクリニックを選ぶ理由になるサインもあります。執刀する医師に一度も会えない、見積もりや同意書に執刀医の名前がない、といった場合です。答えがひとつあいまいだった程度なら事情があるかもしれませんが、二つ三つと重なるようなら、立ち止まってさらに質問するか、ほかを探しましょう。クリニックの規模だけでは判断できません。小さなクリニックでも大きなクリニックでも、こうした質問にきちんと答えられることもあれば、答えられないこともあります。

  • カウンセリングで会った医師と執刀医として名前が出ている医師が違う、または執刀医に一度も会えない
  • 見積もりに執刀医の名前がない、またはパッケージ料金しか書かれていない
  • 手術当日に執刀医がほかに何件の手術を担当するのか、クリニックが答えられない
  • その日のうちにデポジットを払うよう急かされる、まもなく終わる割引を持ちかけられる
  • ほかの書面の見積もりより極端に安く、何が含まれていないのかをクリニックが説明できない
  • 麻酔、CCTV、緊急時の搬送について、二度聞いても答えがあいまいなまま
  • 同意書が読めない言語でしか用意されていない、または手術当日に初めて見せられる
  • 術前術後の写真で、照明、角度、メイクが違う

そのほかの質問

韓国の格安整形は安全ですか?

料金が安いというだけで、クリニックが安全か危険かは決まりません。その料金に何が含まれていないのか、広告の価格がそもそも外国人患者に適用されるのかを確認しましょう。料金を判断するのは、執刀医、麻酔、術後検診が明記された項目別の見積もりを比べてからです。

江南の工場型クリニックはどう見分ければいいですか?

自分の手術がどう行われるのかに注目しましょう。カウンセリングをした医師が執刀するのか、その日に執刀医が何件の手術を担当するのか、誰が麻酔を担当するのか。こうした質問に率直に答えられないクリニックは、規模にかかわらず注意が必要です。

韓国での手術を撮影してもらうよう頼めますか?

全身麻酔や意識がなくなる静脈麻酔で手術を受けるなら、多くの場合は頼めます。ただし緊急時など一部の場合には、法律上、執刀医が断ることもできます。手術日より前に書面で申し込み、カルテに記録されたことを確認しましょう。映像をどのくらいの期間保管するのか、必要になったときにどう見られるのかも聞いておきます。

韓国で美容整形を予約するのに、エージェンシーは必要ですか?

必要ありません。クリニックに直接連絡することもできます。エージェンシーや仲介業者は、言葉の面や選択肢を比べるときに役立つことがあります。利用する場合は、外国人患者の紹介事業者として登録されているかを確認し、見積もりと同意書がクリニックから出ていることを確かめてください。

手術当日より前に執刀医と会っておくべきですか?

はい。理想は、自宅から写真を送ってオンラインのカウンセリングを受け、ソウルで同じ執刀医と対面のカウンセリングを受けることです。英国美容形成外科医協会は、執刀医と対面で会ってから手術まで少なくとも48時間あけ、サインする前に考える時間をとるよう勧めています。

この記事で扱う施術

出典

  1. Patients, doctors at loggerheads as operating room CCTV footage made mandatory. The Korea Times
  2. Briefing Paper: Cosmetic Surgery Tourism. American Society of Plastic Surgeons
  3. BAAPS Cosmetic Tourism Guidelines. British Association of Aesthetic Plastic Surgeons
  4. Call for crackdown on illegal medical tourism brokers in South Korea. IMTJ, LaingBuisson