ガイド豊胸・バスト整形
豊胸バッグの選び方:ブランド、サイズ、形、挿入位置
豊胸バッグの選び方は、執刀医と一緒に決める4つの項目に集約されます。ブランドと表面、サイズ、形(ラウンド型かしずく型か)、そして挿入位置(大胸筋の上、下、またはデュアルプレーン)です。提携クリニックではモティバ、メンター、セビン(Sebbin)を扱っています。どの項目も、カップサイズよりも、胸の幅、皮膚の伸び、バッグを覆う組織の厚みが判断の目安になります。

豊胸バッグを選ぶとき、何を決めるのですか?
どの計画でも決めることは同じ4つです。ブランドと表面(具体的なモデルまで)、サイズ、形、そして大胸筋に対してバッグをどこに入れるかです。切開の位置は別の選択で、主に傷跡がどこに残るかを決めます。手術時間からダウンタイムまで、手術そのものについては豊胸手術のページで説明しています。
これらの項目は互いに影響し合います。大きなバッグには、それを覆えるだけの皮膚と組織が必要で、組織が薄ければ、執刀医は大胸筋の下に入れることを考えます。だからこそ、執刀医が採寸したあとの診察で、まとめて決めていきます。
| 決めること | 主な選択肢 | 主に何で決まるか |
|---|---|---|
| ブランドとモデル | 提携クリニックではモティバ、メンター、セビン | 組織の状態、希望の形とサイズ、扱っているモデル |
| 表面 | なめらかな表面(スムース)か、凹凸のある表面(テクスチャード)か | モデルと形、そして主にテクスチャードで報告されているまれながんのリスク |
| サイズ | 採寸後に選ぶcc単位の容量 | 胸の幅、皮膚の伸び、バッグを覆う組織の厚み |
| 形 | ラウンド型かアナトミカル型(しずく型)か | バストの上側にどのくらいボリュームがほしいか、組織の厚み |
| 挿入位置 | 大胸筋の上(乳腺下法)、大胸筋の下(大胸筋下法)、デュアルプレーン法 | 組織の厚み、普段の活動、執刀医の診察 |
| 切開 | 乳房下のしわ、ワキ、乳輪のふち | 傷跡をどこにしたいか、バッグのサイズと種類 |
どのブランドが使われ、表面の違いは関係ありますか?
当サイトの提携クリニックUrban Plastic Surgeryは、シリコンジェルバッグを3つのブランドで扱っています。モティバ(Motiva)、メンター(Mentor)、セビン(Sebbin)で、手術時間とダウンタイムは3つとも同じです。各ブランドには形、表面、プロファイル(前への突出度)、サイズの違う複数のモデルがあるため、ブランドだけでなく具体的なモデル名を聞きましょう。モティバを検討している方のために、米国FDAが承認しているモデルをモティバ豊胸のページにまとめています。
シリコンバッグは、シリコンの外殻にシリコンジェルを詰めたものです。米国では、FDAは豊胸目的のシリコンバッグを22歳以上に承認しています。外殻の表面にはスムースとテクスチャードがあり、どちらになるかは選ぶモデルによって決まります。
表面の違いは、あるまれなリスクに関係しています。乳房インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)は、バッグの周りの瘢痕組織や液体に生じることがある免疫系のがんです。FDAによると、症例の多くはテクスチャードのバッグで起きていますが、スムースのバッグでの報告もあり、発生率ははっきりしていません。提案されたモデルの表面がどちらか、事前に確認してください。何年もたってからでも、胸が腫れる、しこりができる、バッグの周りに液体がたまるといった場合は、医師の診察を受けてください。
豊胸バッグのサイズは、どう決めるのですか?
バッグのサイズはcc(バッグの容量)で表しますが、その数字だけでは仕上がりの見た目はわかりません。同じ容量でも、胸の幅が狭い人と広い人では見え方が違い、カップサイズも下着のメーカーや国によって異なります。執刀医はたいてい、目標の数字ではなく、体の採寸をもとにサイズを考えます。
ccの数字からカップサイズを約束できる執刀医はいません。好きな形とそうでない形の写真を持っていき、服をどう着こなしたいかを伝えれば、自分の組織でどこまでが可能かを執刀医が説明できます。執刀医が確認するのは次の点です。
- 胸郭とバストの幅。バッグの幅は、一般に自分のバストの幅に合わせます。
- 皮膚の伸び。皮膚が張っていると入る容量は限られ、皮膚がゆるんでいたり垂れていたりする場合は、バッグとあわせて、あるいはバッグの代わりに、乳房吊り上げ術(バストのたるみの改善)が必要になることがあります。
- 組織の厚み。バッグを覆う皮膚、脂肪、乳腺組織の厚みによって、バッグの縁が見えたり触れたりする程度が変わり、挿入位置の選択にも関わります。
- 自分のバストの状態。左右差、乳首の位置、乳房下のしわの位置が、どれも計画に影響します。
- 日々の生活。スポーツ、重いものを持つ仕事、よく着る服についても伝えておくとよいでしょう。
ラウンド型としずく型、どちらを選べばいいですか?
ラウンド型のバッグはどの方向から見ても同じ形で、中央がもっとも厚くなっています。アナトミカル型、つまりしずく型のバッグは下側にボリュームがあり、上に向かってなだらかに薄くなる形で、横から見たバストの形により近くなっています。
しずく型には上下があるため、バッグを入れた空間(ポケット)の中で回転するとバストの形が変わることがあります。ラウンド型は、どちらを向いても見た目は同じです。しずく型のモデルを提案されたら、位置をどう保つのか、表面はどちらなのかを執刀医に確かめておくと安心です。
| 項目 | ラウンド型 | アナトミカル型(しずく型) |
|---|---|---|
| 形 | どの方向から見ても同じ | 下側がふっくらし、上側はなだらか |
| バストの上側 | 上側のボリュームが出やすい | 上側はゆるやかな傾斜 |
| 回転した場合 | バストの形は変わらない | バストの形が変わることがある |
| 聞いておきたいこと | プロファイル(前への突出度)と幅 | 位置の保ち方と表面 |

大胸筋の上、下、デュアルプレーン、どれがいいですか?
挿入位置とは、大きな胸の筋肉(大胸筋)に対してバッグをどこに入れるかを指します。大胸筋の上(乳腺下法)は、乳腺組織の下、筋肉の手前にバッグを入れる方法です。大胸筋の下(大胸筋下法)は、筋肉の奥に入れます。デュアルプレーン法は大胸筋下法の一種で、バッグの上部は筋肉の奥に、下部は乳腺組織の下に収まります。
どれが合うかは、主に組織の量で決まります。皮膚や乳腺組織が薄い場合は、筋肉がバッグの上部を覆う層になります。組織が十分にあれば、乳腺下法が選択肢になることもあります。どの位置にも、ダウンタイムの面でも、胸に力を入れたときのバストの動き方の面でも一長一短があり、ご自身の体でどうなるかは執刀医が説明します。ウエイトトレーニングなどをよくする場合は、それも伝えてください。
| 挿入位置 | バッグの位置 | 何がバッグを覆うか | 聞いておきたいこと |
|---|---|---|---|
| 大胸筋の上(乳腺下法) | 乳腺組織の下、大胸筋の手前 | 皮膚、脂肪、乳腺組織だけ | 自分の組織はバッグの縁を隠せる厚みがありますか? |
| 大胸筋の下(大胸筋下法) | 大胸筋の奥 | 主に上部を覆う筋肉と、乳腺組織 | ダウンタイムや、胸に力を入れたときの動きはどうなりますか? |
| デュアルプレーン法 | 上部は筋肉の奥、下部は乳腺組織の下 | 上は筋肉、下は乳腺組織 | なぜ自分の形にこの方法を勧めるのですか? |

切開はどこにするのですか?
バッグは、よく使われる3つの切開のどれかから入れます。乳房下のしわ、ワキ、乳輪の下側のふちです。どれを選ぶかで傷跡の位置が決まり、通せるバッグのサイズや種類が限られることもあります。提携クリニックが公開している症例では、乳房下のしわとワキの切開が使われています。
すでにバッグが入っていて変えたい場合は、豊胸バッグ入れ替えとして別の手術で計画し、以前の傷跡から行うことが多くなります。乳房吊り上げ術や乳房縮小術など、ほかのバストの手術は豊胸・バスト整形のページにまとめています。
カウンセリングでは、どのように決めていくのですか?
渡航前にできる準備も多くあります。無料相談では、まず患者コーディネーターがお答えし、治療計画に合った提携クリニックに写真をお渡しします。ブランド、サイズ、形、挿入位置は、のちにソウルでそのクリニックの執刀医が診察したうえで、一緒に決めていきます。医師ではない患者コーディネーターが、これらを選ぶことはありません。クリニックのご紹介も無料です。一般的な流れは次のとおりです。
- 渡航前に、はっきりした写真を送り、希望、身長と体重、過去のバストの手術、既往歴を伝えます。ソウルでの日程の組み方は渡韓整形のスケジュールで確認できます。
- ソウルで、執刀医が胸を診察し、採寸し、皮膚と組織の状態を確かめます。
- Urban Plastic Surgeryはバストの計画に3Dシミュレーションを取り入れているとしており、自分の体の画像で想定のサイズを確かめられます。計画のための補助として使い、仕上がりの写真とは考えないでください。
- ブランド、モデル、サイズ、形、表面、挿入位置、切開について合意し、すべてを書面でもらいます。
- 手術当日、執刀医が計画を確認します。手術は静脈麻酔または全身麻酔で最長2時間で、その夜はホテルで休みます。
手術後には、どんな記録と検査が必要ですか?
豊胸バッグは一生もつ器具ではありません。入れている期間が長いほど、カプセル拘縮、破損、気持ちの変化などの理由で、取り出したり入れ替えたりする必要が出てくる可能性が高くなります。そのときが来たら、豊胸バッグ抜去のページで選択肢を、修正手術の計画のガイドで持っていく記録を確認できます。だるさや関節の痛みなど、バッグと関連づけている症状を報告する人もいます。また、BIA-ALCL以外のまれながんがバッグの周りの瘢痕組織に生じたという報告もあり、豊胸手術のページではこれらをほかのリスクとあわせて載せています。
シリコンジェルバッグは、自覚症状がないまま破損することがあり、これをサイレントラプチャーと呼びます。症状のない人に対する現在のFDAの推奨は、手術から5〜6年後に超音波またはMRI検査を受け、その後は2〜3年ごとに受けることです。症状がある場合や、超音波の結果がはっきりしない場合は、MRIが勧められます。こうした検査は帰国後に受けることになるため、どこで受けるかも前もって考えておく必要があります。
バッグが入っているあいだは、バッグの記録を保管しておきます。FDAが定める豊胸バッグの表示には、各バッグのスタイル、サイズ、シリアル番号またはロット番号を記した患者用のデバイスカードが含まれています。クリニックにも同じ情報を書面でもらい、渡航書類と一緒にコピーを保管しておきます。製品の補償プログラムの条件はメーカーがそれぞれ定めているため、自分のバッグの補償が韓国での手術にも適用されるのか、海外からどう申請するのかを聞いておきます。記録には次の内容を含めておきましょう。
- 各バッグのブランド、モデル、サイズ、表面
- 各バッグのシリアル番号またはロット番号
- 挿入位置と切開の位置
- 手術日と執刀医の名前
- メーカーの補償プログラムの内容と、海外からの申請方法
そのほかの質問
しずく型はラウンド型より自然に見えますか?
必ずしもそうではありません。サイズと挿入位置が組織に合っていれば、どちらも自然に見えることがあります。しずく型はバストの上側がなだらかになり、ラウンド型は上側にボリュームが出ます。どちらが自然に見えるかは、もともとのバストの形と希望によって変わります。カウンセリングでは、自分の体で両方の選択肢を示してもらうこともできます。
バッグは大胸筋の上と下(乳腺下法と大胸筋下法)、どちらに入れるのがいいですか?
誰にでも合う正解はありません。大胸筋の下は、組織が薄い場合に覆いを厚くできます。大胸筋の上は、バッグの縁を隠せるだけの組織がある方に向くことがあります。デュアルプレーン法はその中間です。執刀医が診察したうえでひとつを勧めるので、なぜ自分の体にそれを勧めるのかを聞いておくと納得しやすくなります。
バッグのブランドは自分で選べますか?
希望のブランドを伝えることはでき、そのブランドのモデルのなかに自分の組織と希望に合うものがあるかを執刀医が説明します。考えているブランド、モデル、サイズをメモにして対面のカウンセリングに持参します。最終的な選択は、診察を踏まえて決まります。どのブランドでも、豊胸バッグにふつう伴うリスクがなくなるわけではありません。
スムースとテクスチャード、どちらの表面を選ぶべきですか?
表面はモデルの一部なので、執刀医はふつうモデルや形とあわせて表面を提案します。FDAはBIA-ALCLの症例の多くをテクスチャードのバッグと関連づけていますが、スムースのバッグでの症例もあります。提案されたモデルの表面がどちらか、なぜそれが自分の計画に合うのか、クリニックがどんな経過観察を勧めるのかを確認しましょう。
ソウルに着いてから、バッグのサイズを変えることはできますか?
たいていは、計画が確定するまでは変えられます。執刀医は手術前にソウルで診察と採寸を行い、サイズ、形、挿入位置はそこで合意します。オンラインで話していたものと違うサイズにしたい場合は、対面のカウンセリングで伝え、変更後の計画を書面でもらいましょう。
この記事で扱う施術
出典
- Types of Breast Implants. US Food and Drug Administration
- Things to Consider Before Getting Breast Implants. US Food and Drug Administration
- Labeling for Approved Breast Implants. US Food and Drug Administration
- Questions and Answers about Breast Implant-Associated Anaplastic Large Cell Lymphoma (BIA-ALCL). US Food and Drug Administration
- Current State of Evidence-Based Long-Term Monitoring Protocols for Breast Plastic Surgery Patients. PubMed Central, US National Library of Medicine