ガイドフェイスリフト・若返り
切らないリフトアップとフェイスリフト手術、自分の顔に合うのはどちら?
切らないリフトアップ(ウルセラ、照射系リフトアップ、糸リフト)は、ダウンタイムの少ない方法で軽いたるみを引き締めます。変化は小さく、マイクロフォーカス超音波(ウルセラ)の研究の追跡期間は一年ほどです。フェイスリフト手術(SMASまたはミニリフト)は深い層を引き上げて皮膚を切除し、SMASの効果は数年続くことがあります。手術にはソウル滞在7〜14日が必要です。

切らないリフトアップで、何ができますか?
切らないリフトアップは、機器の熱や、針穴から入れる糸を使って、皮膚を少し引き締めたり引き上げたりする方法です。向いているのは初期のたるみで、フェイスラインがややぼやけてきた、眉毛や頬(ほお)が少し下がってきた、皮膚のハリが少し失われてきた、といった状態です。皮膚を取り除かないため、変化は控えめです。
当サイトの提携クリニックUrban Plastic Surgeryでは、選択肢は3つに分かれます。ヒアルロン酸注入や肌育注射もクリニックのメニューに並んでいますが、役割が異なります。
- ウルセラは、ハイフ(HIFU)とも呼ばれるマイクロフォーカス超音波のブランドで、皮膚の下の点を加熱して引き締めます。米国では、FDAが眉毛の引き上げ、あご下と首(頸部)のたるみの引き上げ、デコルテのしわの改善を対象に認可(クリアランス)しています。クリニックでの施術時間は30分未満で、痛みには麻酔クリームか静脈麻酔で対応します。
- 照射系リフトアップと高周波(RF)の機器は、皮膚に熱を届けます。見込める変化は機器と施術回数によって異なるため、どの機器を使い、一般にどんな変化が見込めるのかを聞いておくと安心です。クリニックでの施術は10〜20分で、麻酔クリームは必要に応じて使い、そのあとすぐにふだんの予定に戻れます。
- 糸リフトは、小さなトゲのついた糸を針穴から皮膚の下に入れ、組織を引き上げます。クリニックでは局所麻酔で30分ほどかかり、抜糸はありません。頬、フェイスライン、ほうれい線などに使われます。
- ヒアルロン酸注入はボリュームを足すもので、肌育注射は肌質のために使われます。どちらも、ゆるんだ皮膚や深い組織を引き上げるものではありません。
機器や糸では、どこまでが限界ですか?
機器や糸では皮膚を取り除けません。フェイスラインの下に皮膚が垂れている、首で皮膚が折り重なる、下を向くとゆるいしわが寄るといった場合、熱ではそのたるみを取りきれません。SMAS(表在性筋膜)と呼ばれる、皮膚と脂肪の下にある筋肉と結合組織の層を、元の位置に戻すこともできません。この層が下がることで、口元からあごにかけて垂れ下がるフェイスラインのたるみ(ジョール)や、鼻の横から口元に向かう深いしわができます。
測定された変化は小さなものです。マイクロフォーカス超音波のシステマティックレビューでは、対象の研究全体で眉の上がり幅は0.47〜1.7mmで、患者自身も変化を軽度と評価していました。初期のたるみには十分なこともありますが、強いたるみには足りません。
糸には特有の副作用があります。顔の糸リフトについて26件の研究を統合したメタ分析によると、腫れは35%、皮膚のくぼみは10%の患者に生じていました。くぼみは50歳を超える人で多く(16%、それ以外は5.6%)見られました。満足度は施術直後に98%で、長期の追跡では88%に下がっていました。

どんなサインがあれば、手術を考えたほうがいいですか?
たるみが皮膚より深いところにあるなら、手術について相談する価値があります。次のような場合は、機器や糸では効果が小さすぎるか、すぐに薄れてしまう可能性が高いといえます。
- ジョールがフェイスラインより下に垂れ、あごの輪郭がぼやけている。SMASフェイスリフトは一度の手術で顔の中部と下部に加えて首まで対象にでき、クリニックは主に50歳以上の方に勧めています。
- たるみが主に頬と顔の下部にあり、口元にしわが出はじめている。ミニリフト(SMAS)は、こめかみ近くの短い切開から皮膚とSMASを引き上げます。クリニックは主に20代〜40代の方に勧めています。
- 眉が低い位置にあり、上まぶたの皮膚を押し下げている。内視鏡前額リフト(おでこ・眉のリフト)は、生え際の内側の短い切開から眉を引き上げます。
- 首の皮膚がゆるんでいる、または首にしわや筋が出ている。その場合はネックリフトが選択肢になります。クリニックでは全身麻酔で1〜2時間ほどかかり、抜糸はおよそ1週間後です。ふくらみの多くがあご下の脂肪なら、二重あご改善のほうが合っている場合があります。
- 機器や糸の施術を何度か受け、そのたびに変化が小さくなっているように感じる。その場合は、手術で何が変わり、何が変わらないかを執刀医に聞いてみる時期です。

それぞれの選択肢を比べると?
時間と麻酔はクリニックの資料に基づき、ソウル滞在日数は当サイトの手術ページに合わせています。最後の列は、このガイドの末尾に挙げた研究をもとにしています。研究に数字がない項目は、確認すべきことを書いています。
手術には、機器や糸にはないリスクもあります。皮膚の下に血がたまり(血腫)、術後まもなく排出が必要になることがあります。顔面神経を傷つけると、顔の一部がしびれたり動かしにくくなったりすることがあります。耳やこめかみの周りの傷跡が目立ったり厚くなったりすること、切開の近くの髪が一時的に、または永久に薄くなること、麻酔そのもののリスクもあります。感染や、喫煙で起こりやすくなる傷の治りの悪さを含むすべてのリスクは、SMASフェイスリフトとミニリフトのページに載せています。
| 選択肢 | 期待できる変化 | 時間と麻酔 | 見た目のダウンタイム | ソウル滞在日数 | 持続期間 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウルセラ | 皮膚とその下の層の軽い引き締め | 30分未満、麻酔クリームまたは静脈麻酔 | 赤みと軽い腫れが出て、引いていく | 短い滞在で可能。帰国まで数日あける | 研究の追跡はおよそ1年 |
| 照射系リフトアップ | 皮膚を加熱する。どんな変化が見込めるかを聞く | 10〜20分、必要に応じて麻酔クリーム | すぐにふだんの生活に戻れる | 短い滞在で可能。帰国まで数日あける | 何回の施術を予定しているかを聞く |
| 糸リフト | 頬やフェイスラインの軽い引き上げ | 30分ほど、局所麻酔 | 患者の三人に一人ほどに腫れ、くぼみが出ることもある | 短い滞在で可能、抜糸なし | 時間とともに薄れ、長期の追跡では満足度が下がる |
| ミニリフト(SMAS) | 顔の下部の皮膚とSMASを引き上げ、皮膚を一部切除する | 1時間ほど、静脈麻酔 | 日常生活まで約1週間 | 7〜10日 | 自分の場合について執刀医に聞く |
| SMASフェイスリフト | 顔の中部、下部、首を引き上げ、皮膚を切除する | 2〜3時間ほど、全身麻酔 | 日常生活まで1〜2週間 | 10〜14日 | 数年。ただし老化は続く |
| 内視鏡前額リフト | 低い眉を引き上げ、おでこのしわをやわらげる | 静脈麻酔 | 腫れと内出血、抜糸は5〜7日目 | 7〜10日 | 自分の眉について執刀医に聞く |
フェイスリフトの持続期間は、機器や糸と比べてどのくらいですか?
老化を止めるリフトはありません。治療ごとに違うのは、最初にどのくらい変わるか、そしてそのあとどのくらいの速さで元に戻っていくかです。効果の持続期間をひとつの数字で言い切る説明には注意しましょう。機器や糸については、手術より公表されている根拠が少ないのが現状です。
マイクロフォーカス超音波については、システマティックレビューの研究の追跡期間がおよそ1年で、それ以降に効果がどう続くかを示す根拠はほとんどありません。糸リフトについては、上で触れた長期の追跡での満足度の低下から、時間とともに引き上げ効果が薄れていくと考えられます。
フェイスリフト手術の研究は、より長く追跡しています。米国形成外科学会が紹介した、フェイスリフトを受けた50人の研究では、平均5.5年後もおよそ4人に3人が手術前より若く見えていました。あごは首より効果が保たれ、改善した分のうち、ジョールの高さではおよそ20%、あごと首の角度ではおよそ70%が失われていました。のちに二度目のフェイスリフトを受けた別の患者群では、最初の手術の効果は平均9年続いていました。
それぞれ、ダウンタイムとソウル滞在はどのくらい必要ですか?
切らないリフトアップは、短い滞在に組み込めます。クリニックは、ウルセラ、照射系リフトアップ、糸リフトについて、入院、抜糸、術後検診はいずれも不要としています。それでも、赤み、腫れ、内出血が落ち着き、気になることがあれば診てもらえるよう、帰国便までは数日あけておきましょう。時期の組み方や飛行機については、ダウンタイムの短い美容医療のガイドで詳しく紹介しています。
手術には、計画的な滞在が必要です。次の数字は当サイトの手術ページと同じです。
- ミニリフト(SMAS):静脈麻酔で1時間ほど、抜糸は5〜7日目、日常生活には一週間ほどで戻れます。ソウル滞在は7〜10日が目安です。多くの方は、抜糸と術後の確認を終えた8日目ごろに帰国します。
- SMASフェイスリフト:全身麻酔で2〜3時間ほど、抜糸は7〜10日目、日常生活には1〜2週間で戻れます。ソウル滞在は10〜14日を見込んでおきます。多くの方は11日目ごろに帰国します。
- 内視鏡前額リフト:静脈麻酔で、抜糸は5〜7日目です。ソウル滞在は7〜10日で計画してください。多くの方は7日目か8日目ごろに帰国します。
- 航空券を予約する前に、術後検診の日程をクリニックと決めておきます。手術の前後の過ごし方は、渡韓整形のスケジュールで週ごとに確認できます。
手術と切らない施術は、組み合わせられますか?
組み合わせられます。併用する計画も多くあります。フェイスリフト手術は引き上げて皮膚を取り除きますが、ボリュームを足したり肌のきめを変えたりはしません。そのため執刀医は、ほかの治療と組み合わせることがよくあります。提携クリニックの公開症例を見ると、フェイスリフトはネックリフト、おでこのリフト、下まぶたのたるみ取り、あご下の脂肪吸引と組み合わされています。ミニリフトは、目の下の脂肪再配置、顔の脂肪注入、ヒアルロン酸注入と組み合わせることができます。
切らない施術は、術前術後のどちらにも組み込めます。まず機器から始め、変化が小さくなってきたら手術に移る方もいれば、手術のあとに肌のハリを保つために使う方もいます。どちらの場合も、これまで受けたヒアルロン酸注入、糸、機器による施術を日付とともにすべて執刀医に伝え、術後どのくらいたてば顔に施術を受けてよいかを聞いておきましょう。クリニックで受けられる施術は美容皮膚科・切らない施術のページにまとめています。
自分の顔に合う方法は、どう決めればいいですか?
まず今の見た目の状態を確かめ、そのうえで、かけられる時間とダウンタイムに合うかを考えます。次のステップを踏めば、はっきりした質問を持ってカウンセリングに臨めます。
- 顔の力を抜き、髪を後ろにまとめて、日中の自然光のもとで正面、左右の横顔、斜めから写真を撮ります。
- たるみがどこにあるかを書き出します。眉、まぶた、頬、フェイスライン、首のどこか。いくつもの部位に同時にたるみがあるなら、手術について相談する理由になります。
- あごと首に沿って皮膚をつまんでみます。皮膚にまだハリがあり、ゆるみが少しある程度なら、機器で足りるかもしれません。皮膚が折り重なったり垂れたりするなら、手術のほうが合っています。
- どのくらいのダウンタイムなら受け入れられるか、ソウルに何日滞在できるかを決めます。
- 施術を何度くり返すつもりがあるかを考え、一度の手術と比べてみます。
- 写真を送って無料で確認してもらいましょう。まず患者コーディネーターがお答えし、そのうえで症例に合った提携クリニックの執刀医が写真を確認して、詳しいカウンセリングを行います。機器、糸、フェイスリフト手術のどれが合うかを判断するのは執刀医であり、医師ではない患者コーディネーターが判断することはありません。準備ができたら無料相談を始めるか、先にフェイスリフト・若返りの選択肢を見てみてください。
そのほかの質問
ウルセラはフェイスリフト手術の代わりになりますか?
皮膚が本当にゆるんでいる場合は、代わりにはなりません。ウルセラは皮膚を少し引き締めるもので、初期のたるみに向いています。フェイスリフトは深い層を引き上げて余分な皮膚を取り除くもので、これはどんな機器にもできません。迷ったら写真を送り、自分のたるみの程度にどちらが合うかを執刀医に聞いてみましょう。
機器ではなくフェイスリフトを考えるのは、何歳からですか?
決まった年齢はありません。年齢の数字より、皮膚、骨格、どのくらい下がっているかのほうが大切です。提携クリニックでは、顔の下部にたるみがある20代〜40代の方にはミニリフト、50代以上の方にはSMASフェイスリフトを勧めることが多いです。
ウルセラは痛いですか?
痛みを感じることはあります。システマティックレビューでは、痛みの程度は中等度と評価されています。提携クリニックでは、痛みをやわらげる方法として麻酔クリームか静脈麻酔を用意しています。静脈麻酔を受けたら、その日は休み、一人で移動しないでください。
糸リフトやヒアルロン酸注入を受けていると、あとのフェイスリフトの妨げになりますか?
執刀医の手術の計画が変わることがあるため、これまで受けた糸、ヒアルロン酸注入、機器による施術を、日付とともにすべて伝えてください。製品名がわかれば、メモにして持っていくと確実です。手術まで期間をあけるよう勧められることもあります。
糸リフトはフェイスリフトの一種ですか?
いいえ。糸リフトは皮膚をそのまま残し、針穴から組織を少し引き上げるもので、研究では長期の追跡で満足度が下がっています。フェイスリフトは手術で、耳の近くを切開してSMASの層を引き上げ、余分な皮膚を取り除き、その効果は年単位で測られます。ダウンタイムや費用も大きく異なります。
この記事で扱う施術
出典
- Journal Report Finds Patients Still Look Younger Five Years After Facelift Surgery. American Society of Plastic Surgeons
- Secondary Facelift Achieves Good Results, Reports Plastic and Reconstructive Surgery. American Society of Plastic Surgeons
- A Systematic Review of the Efficacy of Microfocused Ultrasound for Facial Skin Tightening. PubMed Central, US National Library of Medicine
- A Meta-Analysis and Systematic Review of the Incidences of Complications Following Facial Thread-Lifting. PubMed, US National Library of Medicine
- Ulthera System 510(k) premarket notification K180623. US Food and Drug Administration
- Facelift (rhytidectomy). NHS